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Skill は、Agent が必要になったときに読み込む、手順と資料と実行コードの詰め合わせです。あらゆる業務を Instructions に詰め込む代わりに、繰り返す部分を Skill に切り出し、ちょうどよい場面で Agent に取り出させます。 Agent の Skill

Skill は 2 種類

Skill にはバージョン番号と有効 / 無効の状態、そして使っている Agent の数が表示されます。

Agent に Skill を追加する

  • Skill を作成 - この Agent だけのために新しく書く。
  • ワークスペースの Skill を接続 - ワークスペースにすでにあるものを取り込む。
  • アシスタントに頼む - 繰り返している作業を説明すると、それに合う Skill を提案してくれるので、承認します。

Skill の編集、削除、無効化

1

Skill を編集する

一覧の Skill カードをクリックするとフォームが開きます。名前、説明、Skill の種類、アイコンを変えられるほか、SKILL.md のファイルツリーと同梱物を確認できます。ほかの Agent が使っている Skill のときは、Console が先に警告します。「この Skill は N 個の Agent が使用しています。変更はすべてに影響します。」Skill の編集ダイアログ
2

Agent から Skill を外す

Skill 名の横のゴミ箱アイコンをクリックします。Agent 専用の Skill は、外すとそのまま削除されます。ワークスペースの Skill は、ここで外してもこの Agent との紐づけが切れるだけで、本体はワークスペースに残り、ほかの Agent は使い続けます。Skill の削除メニュー
3

Skill を有効 / 無効にする

ワークスペースの Skill だけの操作です。リソース > スキル で対象の Skill を探し、有効のスイッチを切ります。切ると、その Skill を付けている すべて の Agent で使えなくなります。設定を捨てずに一時停止したいときに使ってください。Skill のスイッチ
Agent 専用の Skill、つまり Agent を作る流れの中で生まれた Skill には、有効 / 無効のスイッチがありません。編集するか、削除するかのどちらかです。

ファイルから Skill をアップロードする

フォームに書き起こす代わりに、よそで用意した Skill をアップロードできます。Console の外で書いたもの、チーム間でやり取りしているもの、git で管理しているものに便利です。受け付ける形式は .md、.zip、.skill の 3 つです(.skill は拡張子を変えただけの zip です)。

.md - 手順だけ

添付物のない、文章だけの手引きに使います。ファイルの先頭は --- 2 行で挟んだ YAML ブロックで始まる必要があります。
SKILL.md
YAML ブロックから下は Markdown の手引き本体です。Skill が起動したあと、Agent が読んで従う部分です。

.zip / .skill - 資料付きの Skill

参考資料や実行コード、テンプレートが要る Skill は、まとめて zip にします。システムが強制する決まりは 1 つだけ、パッケージの直下に SKILL.md があること です。残りの並べ方は自由ですが、次の構成にしておくと Agent が迷いません。
アップロードしたあと Skill を開くと、SKILL.md の隣にパッケージ内のファイル一覧が並び、中身の表示とパッケージのダウンロードができます。

パッケージはすべての形式のファイルを保持します

.zip や .skill のパッケージをアップロードしても、形式によって中身がふるい落とされることはありません。Agent はパッケージに同梱されたバイナリファイルも読めるので、Excel のテンプレート、PDF、図版、サンプルデータを持たせて実行中に使わせられます。 Skill パッケージのアップロード アップロード時のファイル要件は次のとおりです。
.skill は拡張子を変えただけの zip なので、梱包の仕方は .zip とまったく同じです。
資料は目的ごとのサブフォルダに入れ、SKILL.md から指し示してください。Agent は必要になったときだけファイルを開くので、整理されたパッケージほど速く、間違いも減ります。

なぜ SKILL.md に全部書かずに分けるのか

Agent は実行のたびにパッケージ全体を文脈に読み込むわけではありません。3 段階で読みます。
1

description を読む

description の行は常に文脈に入っています。Agent はこれを見て、いまの依頼にこの Skill が要るかどうかを判断します。
2

SKILL.md を読み込む

Skill が起動すると、SKILL.md の手順一式が読み込まれます。
3

同梱ファイルは必要になってから開く

references/、scripts/、assets/ の中身は、SKILL.md が指し示したときだけ読み込まれたり実行されたりします。
数百ページの規程を抱えた Skill でも、Agent が実際に必要とするまで文脈を消費しないのはこのためです。目安として、SKILL.md は短く保ち(手順、止まる条件、詳細への道筋)、長い資料は references/ に押し出してください。

例: 債権照合のパッケージ

毎月末、経理は銀行の取引明細を SharePoint 上の債権管理表と突き合わせ、部門長向けのレポートを作ります。手順は決まっていますが、工程が多く、長い照合ルール表に頼っています。パッケージにするとこうなります。 経理担当が「8 月の債権を照合して」と打つと、Agent は description からそれと気づき、SKILL.md を読み込み、reconcile.py を実行し、不一致にぶつかったときだけ matching-rules.md を開き、report-template.html からレポートを組み立てます。
Skill の名前は小文字とハイフン区切りにし(email-triage、debt-reconciliation)、zip の中のルートフォルダ名と揃えてください。空白や濁点を含む名前は、Agent が Skill を呼び出すときに壊れやすくなります。
手順がはっきりしていて、繰り返し使われる仕事ほど Skill に切り出す価値があります。定例レポートの要約や受信メールの仕分けなどです。一度きりの作業は Instructions に置いたままのほうがすっきりします。